フィオーレ・ディ・ズッカ(かぼちゃの花)のフライ

Fiori di Zucca Fritti


ピッツェリアでお馴染み、でも日本では食べられない『フィオーリ・ディ・ズッカのフライ』は、ビール酵母(LIEVITO)を使わず、ビールを使った簡単お手軽バージョン。

<協力:G.T.さん>


材料:(4人分)

  • かぼちゃの花:一パック(8本くらいを一束)
  • フィオール・ディ・ラッテ
    又はモッツァレッラ・チーズ:一つ
  • アンチョビーのオイル漬け:4~8枚(お子様用には少量が無難)
  • 小麦粉 Grano Tenero"00":80g+まぶす用に適宜
  • 冷えたビール:95~100cc
  • 塩:少々
  • 揚げ油(コーン油など):適宜(材料の3倍量くらい)

 


作り方:

  1. 衣を作ります。ボウルに軽くふるった粉と塩一つまみを入れ、中央を窪ませ、ビールを少しずつ注ぎながら、泡だて器でかき混ぜます。天麩羅の衣くらいの濃度で柔らかめですが、しっかりめに混ぜ合わせます。ラップをして、冷蔵庫で1時間ほど休ませます。
  2. フィオール・ディ・ラッテ(又はモッツァレッラチーズ)は、かぼちゃの花の中に詰められる大きさに、等分に切って、ざるの上などで水切りをしつつ、室温に戻しておく。
  3. アンチョビーのオイルはペーパータオルなどでふき取ります。
  4. かぼちゃの花は、水洗いをせず、はけなどでさっと掃除します。茎のところを折って、ガク片を取り除いたら、ラッパ状になった花弁を破かないように、丁寧に刃渡りの長めのキッチン包丁などを使って、中の雌しべを取り除きます。(この時、花びらが破れてしまったら、衣でくっつけることもできるので、次の工程へ)
  5. の花の中に、キッチンペーパーなどで水気をしっかり取ったのチーズとのアンチョビーを重ねて、押し込みます。詰め物をした花の外側に小麦粉をまんべんなくまぶしておく。
  6. 揚げ油を180度まで温めます。(衣を箸などで落としてみて、中ほど沈んですぐに浮上するくらいが目安)
  7. 余分な粉を落としながらの花の上部の窪みのあるところを軽くねじるような格好でつまみ、に衣をつけます。
  8. 全体に均一になるようにして、即座に油の中に落としていきます。
  9. 花びらの先端がパッと開くような形で軽く色づくまで揚げたら、キッチンペーパーを敷いた網の上などで油きりします。
    (揚げ時間は4分くらいが目安)


溶けたチーズはアンチョビーで塩けと旨味をプラスされ、ビールの衣で黄色い花がサクサクと口中広がる!
この衣は、他にもセージの葉っぱなどを揚げたりしても美味しいです。
ポイントは衣を少し多めにつけ、花の開き口を広がって中身があふれ出ないように、そっとねじるところです。
破れてしまった花も、余った小さな花と重ねて使えば、詰め物があふれるのを防げますね。